刑事裁判の歴史と展望あれこれ💖

刑事裁判の歴史と展望あれこれを広めます https://mementomo.hatenablog.com/entry/39862573

しほうちゃれんじ 1905

乙:The only true currency
Is a moment uninterrupted

出典:https://youtu.be/pcnByy1Jegk

感想:アルクによると、the only ~ is...の訳し方は、唯一の~は...だ、または、~は...しかない、です。


今日の問題は、司法試験平成25年民事系第46問エです。

監査役会設置会社における監査役及び監査役会に関する(中略)
エ.株主代表訴訟において,会社が被告である取締役を補助するためその訴訟に参加するには,
監査役会の同意を得なければならない。

甲先生、よろしくお願いします!


甲:会社法849条3項柱書,1号は

「株式会社等、株式交換等完全親会社又は最終完全親会社等が、当該株式会社等、当該株式交換等完全親会社の株式交換等完全子会社又は当該最終完全親会社等の完全子会社等である株式会社の取締役(監査等委員及び監査委員を除く。)、執行役及び清算人並びにこれらの者であった者を補助するため、責任追及等の訴えに係る訴訟に参加するには、次の各号に掲げる株式会社の区分に応じ、当該各号に定める者の同意を得なければならない。
一 監査役設置会社 監査役(監査役が二人以上ある場合にあっては、各監査役)」

と、規定しています。


したがって、上記記述は、誤りです。

しほうちゃれんじ 1904

乙:If he's using you as bait
Just try to sit back and wait

出典:https://genius.com/Lime-garden-pulp-lyrics

感想:アルクによると、しらす干しは英語でdried whitebaitです。


今日の問題は、司法試験平成25年民事系第50問オです。

監査役会設置会社である甲株式会社(以下「甲社」という。)の取締役Aが甲社に損害を与えた
として,株主Bが,甲社に対し,Aの責任を追及する訴えの提起を請求した場合に関する(中略)
オ.Bが甲社のために提起したAの責任を追及する訴えに係る請求を認容する確定判決の効力は,甲社に対しても及ぶが,その請求を棄却する確定判決の効力は,甲社には及ばない。

甲先生、よろしくお願いします!


甲:会社法838条は

「会社の組織に関する訴えに係る請求を認容する確定判決は、第三者に対してもその効力を有する。」

と、規定しています。


したがって、上記記述は、誤りです。

しほうちゃれんじ 1903

乙:From Driveways of Suburban Homes
We go anywhere we please

出典:https://genius.com/Tvam-porsche-majeure-lyrics

感想:drivewayは、一般的には、公道から車庫に通じる道という意味のようです。

ご参考:https://www.oxfordlearnersdictionaries.com/definition/english/driveway?q=Driveway


今日の問題は、新司法試験平成21年民事系第49問3です。

会社関係訴訟に関する(中略)
3.判例によれば,取締役会設置会社においては,株主総会の招集通知に記載のない事項を当該株主総会で決議したときは,当該決議は無効となる。

甲先生、よろしくお願いします!


甲:最判昭和31年11月15日は

「改正前の商法二五一条が削除された現在においても、削除前と同様な裁量権が条理上当然裁判所にあるという所論の見解は是認することができない。この種の裁量権は、原判示のように右規定の削除によつて許されざるにいたつたと解すべきである。そして、予め総会決議事項の通知をしなかつたことは、軽微な手続上の瑕疵ということはできないから、かかる通知のなかつた事項について株主総会の決議がなされた場合は、決議取消の訴において該決議は取消さるべきである。」

と、判示しています。


したがって、上記記述は、誤りです。

しほうちゃれんじ 1902

乙:I am kindly as a bit,
On the saddle where I sit,
With a stetson, perfect fit, but no rifle.

出典:https://youtu.be/-813gji-mSE

感想:stetsonは帽子のメーカーのようです。

ご参考:https://www.oxfordlearnersdictionaries.com/definition/english/stetson?q=Stetson


今日の問題は、新司法試験平成23年民事系第50問アとイです。

株主総会の決議に係る訴訟に関する(中略)
ア.株主総会決議無効確認の訴えは,確認の利益を有する限り,誰でも提起することができる。
イ.株主総会の決議の方法が法令に違反した場合,株主総会決議無効確認の訴えを提起することができる。

甲先生、よろしくお願いします!


甲:アについて、会社法831条1項柱書は

「次の各号に掲げる場合には、株主等(当該各号の株主総会等が創立総会又は種類創立総会である場合にあっては、株主等、設立時株主、設立時取締役又は設立時監査役)は、株主総会等の決議の日から三箇月以内に、訴えをもって当該決議の取消しを請求することができる。当該決議の取消しにより株主(当該決議が創立総会の決議である場合にあっては、設立時株主)又は取締役(監査等委員会設置会社にあっては、監査等委員である取締役又はそれ以外の取締役。以下この項において同じ。)、監査役若しくは清算人(当該決議が株主総会又は種類株主総会の決議である場合にあっては第三百四十六条第一項(第四百七十九条第四項において準用する場合を含む。)の規定により取締役、監査役又は清算人としての権利義務を有する者を含み、当該決議が創立総会又は種類創立総会の決議である場合にあっては設立時取締役(設立しようとする株式会社が監査等委員会設置会社である場合にあっては、設立時監査等委員である設立時取締役又はそれ以外の設立時取締役)又は設立時監査役を含む。)となる者も、同様とする。」

と、規定しています。


イについて、会社法830条2項は

「株主総会等の決議については、決議の内容が法令に違反することを理由として、決議が無効であることの確認を、訴えをもって請求することができる。」

と、規定しています。


したがって、上記記述は、アが正しく、イが誤りです。

しほうちゃれんじ 1901

乙:For you to be afraid
Or save the day, you're far away

出典:https://genius.com/Day-wave-before-we-knew-lyrics

感想:アルクによると、save the dayは、〔人を〕トラブル[窮地・困難]から救うなどの意味です。

ご参考:https://www.oxfordlearnersdictionaries.com/definition/english/day#save_idmg_1


今日の問題は、予備試験平成26年第26問オです。

株主総会決議の取消しに関する(中略)
オ.株主総会決議の内容が定款に違反することを理由とする株主総会決議の取消しの訴えの提起があった場合において,裁判所は,その違反する事実が重大でなく,かつ,決議に影響を及ぼ
さないものであると認めるときは,その請求を棄却することができる。

甲先生、よろしくお願いします!


甲:会社法831条2項は

「前項の訴えの提起があった場合において、株主総会等の招集の手続又は決議の方法が法令又は定款に違反するときであっても、裁判所は、その違反する事実が重大でなく、かつ、決議に影響を及ぼさないものであると認めるときは、同項の規定による請求を棄却することができる。」

同条1項1号,2号は

「次の各号に掲げる場合には、株主等(当該各号の株主総会等が創立総会又は種類創立総会である場合にあっては、株主等、設立時株主、設立時取締役又は設立時監査役)は、株主総会等の決議の日から三箇月以内に、訴えをもって当該決議の取消しを請求することができる。当該決議の取消しにより株主(当該決議が創立総会の決議である場合にあっては、設立時株主)又は取締役(監査等委員会設置会社にあっては、監査等委員である取締役又はそれ以外の取締役。以下この項において同じ。)、監査役若しくは清算人(当該決議が株主総会又は種類株主総会の決議である場合にあっては第三百四十六条第一項(第四百七十九条第四項において準用する場合を含む。)の規定により取締役、監査役又は清算人としての権利義務を有する者を含み、当該決議が創立総会又は種類創立総会の決議である場合にあっては設立時取締役(設立しようとする株式会社が監査等委員会設置会社である場合にあっては、設立時監査等委員である設立時取締役又はそれ以外の設立時取締役)又は設立時監査役を含む。)となる者も、同様とする。
一 株主総会等の招集の手続又は決議の方法が法令若しくは定款に違反し、又は著しく不公正なとき。
二 株主総会等の決議の内容が定款に違反するとき。」

と、規定しています。


したがって、上記記述は、誤りです。

しほうちゃれんじ 1900

乙:Where is my mind?

出典:https://genius.com/Aa-williams-where-is-my-mind-lyrics

感想:mindは気と訳されることも多いので、心臓の辺りをイメージしますが、この歌詞では、通常、headの中にあることになっています。


今日の問題は、新司法試験平成19年民事系第48問アとイです。

株主総会における瑕疵ある決議についての訴訟に関する(中略)
ア. 株主総会決議無効確認の訴えは,決議の内容が法令又は定款に違反する場合に,提起するこ
とができる。
イ. 株主総会決議取消しの訴えが適法に提起された後に原告である株主につき相続があった場合
には,その相続人が原告の地位を承継する。

甲先生、よろしくお願いします!


甲:アについて、会社法830条2項は

「株主総会等の決議については、決議の内容が法令に違反することを理由として、決議が無効であることの確認を、訴えをもって請求することができる。」

同法831条1項2号は

「次の各号に掲げる場合には、株主等(当該各号の株主総会等が創立総会又は種類創立総会である場合にあっては、株主等、設立時株主、設立時取締役又は設立時監査役)は、株主総会等の決議の日から三箇月以内に、訴えをもって当該決議の取消しを請求することができる。当該決議の取消しにより株主(当該決議が創立総会の決議である場合にあっては、設立時株主)又は取締役(監査等委員会設置会社にあっては、監査等委員である取締役又はそれ以外の取締役。以下この項において同じ。)、監査役若しくは清算人(当該決議が株主総会又は種類株主総会の決議である場合にあっては第三百四十六条第一項(第四百七十九条第四項において準用する場合を含む。)の規定により取締役、監査役又は清算人としての権利義務を有する者を含み、当該決議が創立総会又は種類創立総会の決議である場合にあっては設立時取締役(設立しようとする株式会社が監査等委員会設置会社である場合にあっては、設立時監査等委員である設立時取締役又はそれ以外の設立時取締役)又は設立時監査役を含む。)となる者も、同様とする。
二 株主総会等の決議の内容が定款に違反するとき。」

と、規定しています。


イについて、最大判昭和45年7月15日は

「社員が右のような訴を提起したのちその持分を譲渡した場合には、譲受人は会社解散請求権、社員総会決議取消請求権および同無効確認請求権のごときは取得するけれども、譲渡人の訴訟上における原告たる地位までも承継するものとはいえない。これに反して、相続の場合においては、相続人は被相続人の法律上の地位を包括的に承継するのであるから、持分の取得により社員たる地位にともなう前記のごとき諸権利はもとより、被相続人の提起した訴訟の原告たる地位をも承継し、その訴訟手続を受け継ぐことになるのである。もし、原告たる被相続人の死亡により同人の提起した訴訟が当然に終了するものとするならば、本件の社員総会決議取消の訴におけるように提訴期間の定め(有限会社法四一条、商法二四八条一項)がある場合において、被相続人の死亡当時すでにその提訴期間を経過しているときは、相続人は新たに訴を提起することができず、原告たる被相続人の死亡なる偶然の事情により、社員がすでに着手していた社員総会決議のかしの是正の途が閉ざされるという不合理な結果となるのを免れないのである。
 してみれば、本件訴訟については、原告たる古荘伊助の死亡により、同人の有した被上告会社の持分の全部を相続により取得した上告人において原告たる地位をも当然に承継したものというべきであり、右伊助の死亡により本件訴訟が終了したものとすることはできない。」

と、判示しています。


したがって、上記記述は、アが誤りで、イが正しいです。

しほうちゃれんじ 1899

乙:Short circuit the system

出典:https://matchlyric.com/ramson-badbonez-bismillah/

感想:アルクによると、short circuitはショート、短絡という意味です。


今日の問題は、新司法試験平成18年民事系第50問イとオです。

株主総会決議に関する(中略)
イ. 取締役選任の株主総会決議取消訴訟が係属中,その決議に基づき選任された取締役が任期満了により退任し,その後の株主総会の決議によって取締役が新たに選任された場合には,特段
の事情がない限り,決議取消しの訴えは,訴えの利益を欠く。
オ. 株主以外の者に新株を有利発行する旨の株主総会決議取消訴訟の係属中に,その決議に基づ
きその第三者に新株が発行されても,決議取消しの訴えの利益は失われない。

甲先生、よろしくお願いします!


甲:イについて、最判昭和45年4月2日は

「上告人らの取消を求める株主総会の決議によつて選任された取締役らは、いずれもすべて任期終了して退任しているというのであるところ、所論は、取消し得べき決議に基づいて選任された取締役の在任中の行為について会社の受けた損害を回復するためには、今なお当該決議取消の利益があるものと主張し、そのいうところは、本件取消の訴は、会社の利益のためにすると主張するものと解されるところがある。しかして、株主総会決議取消の訴は、単にその訴を提起した者の個人的利益のためのみのものでなく、会社企業自体の利益のためにするものであるが、上告人は、右のごとき主張をするにかかわらず本件取消の訴が会社のためにすることについて何等の立証をしない以上、本件について特別事情を認めるに由なく、結局本件の訴は、訴の利益を欠くに至つたものと認める外はない。」

オについて、最判昭和37年1月19日は

「形成の訴は、法律に規定のある場合に限つて許される訴であるから、法律の規定する要件を充たす場合には訴の利益の存するのが通常であるけれども、その後の事情の変化により右利益を欠くに至る場合がないわけではない(当裁判所昭和二七年(オ)第一一五〇号、同二八年一二月二三日大法廷判決、民事判例集七巻一三号一五六一頁参照)。株主以外の者に新株引受権を与えるための株主総会特別決議につき決議取消の訴が係属する間に、右決議に基き新株の発行が行われてしまつた本件の如きもまたこの場合にあたると解すべきである。」

と、判示しています。


したがって、上記記述は、イが正しく、オが誤りです。