刑事裁判の歴史と展望あれこれ💖

刑事裁判の歴史と展望あれこれを広めます https://mementomo.hatenablog.com/entry/39862573

Entries from 2018-03-01 to 1 month

しほうちゃれんじ 546

乙:今日の問題は、4問あります。 ア. 一切の公務員の団体交渉権及び争議権を否認する昭和23年政令第201号の合憲性が争われた弘前機関区事件判決(最高裁判所昭和28年4月8日大法廷判決)において,最高裁判所は,憲法第13条の「公共の福祉」論と憲法第15条第2…

しほうちゃれんじ 545

乙:今日の問題は 地方公共団体において,日本国民である職員に限って管理職に昇任することができる措置を執ることは,憲法第14条第1項に違反しないとした最高裁判所の判決(最高裁判所平成17年1月26日大法廷判決,民集59巻1号128頁)(中略) ア. この判決は…

しほうちゃれんじ 544

乙:今日の問題は 外国人の場合には,我が国との関係が日本国民とは異なるので,日本国民に比べて裁判を受ける権利の保障の程度に差を設けることも許される。 甲先生、よろしくお願いします! こ、甲先生!? 甲: 乙:憲法32条は 「何人も、裁判所において…

しほうちゃれんじ 543

乙:今日の問題は、2問あります。 ア.会社が,国民と同様,特定の政党の政策を支持又は反対するなどの政治的行為をなす自由を有するとしても,政治資金の寄附は政治の動向に影響を与えることがあるから,会社の政治資金の寄附は国民による寄附と別異に扱わな…

しほうちゃれんじ 542

乙:今日の問題は 甲は,偽造された1万円札を使って価格1万円の商品をだまし取ろうと考え,事情を知らない商店の店員Aに対し,同商品の購入を申し込み,代金として同1万円札を渡して,Aから同商品の交付を受けた。甲には,詐欺罪と偽造通貨行使罪が成立…

しほうちゃれんじ 541

乙:エイヴリーちゃんを育てたら、思ったより弱かったです。 今日の問題も、2問あります。 ア. 政府は,憲法第9条第2項は自衛のために必要な最小限度の実力,すなわち自衛力の保持を禁じていないという立場をとっている。その論拠は,同条第1項は「国際紛争…

しほうちゃれんじ 540

乙:今日の問題は ア.天皇は,精神若しくは身体の疾患又は事故があるときは,国事行為を委任することができる。この場合には,摂政が天皇の名で国事行為を行う。 イ.皇室に財産を譲り渡し,又は皇室が財産を譲り受け,若しくは賜与することは国会の議決に基…

しほうちゃれんじ 539

乙:今日の問題は 主権という言葉は多義的であり,国民主権,国家主権のほかに,国家権力(統治権)そのものを意味する場合もあって,憲法第9条第1項及び第41条で使われている「国権」とは,この国家権力そのものを表すものとして使われている。 甲先生、よろ…

しほうちゃれんじ 538

乙:今日の問題は、2問あります。 イ. 国民主権の意義を,国家が支配権力を行使する権威のより所(国家権力の正統性)が国民に由来することと解する立場からすると,国民主権の原理は,国家権力の行使が全国民の名の下で行われるべきことを意味するにとどまり…

しほうちゃれんじ 537

乙:今日の問題は 無断転貸を理由とする解除権は,原賃貸借の賃貸人が転貸借契約が締結されたことを知った時から10年を経過したときは,時効によって消滅する。 甲先生、よろしくお願いします! こ、甲先生!? 甲:4がつのじゅしょうしきが、たのしみで…

しほうちゃれんじ 536

乙:今日の問題は 天皇の国事行為に関する最高裁判所の判例によれば,内閣の「助言」とは内閣から天皇への事前の申出であり,「承認」とは天皇の行為が「助言」の趣旨に合致するものであると事後に認めることであって,いずれも閣議により決定しなければなら…

しほうちゃれんじ 535

乙:今日の問題も、2問あります。 ア.憲法が最高法規であることからすれば,立法その他の国家行為が憲法に反するか否かを判断する権限が司法府に与えられていなければならない。 ウ.憲法の最高法規性は憲法規範の内容が他の法規範とは質的に異なることから導…

しほうちゃれんじ 534

乙:今日の問題は、2問あります。 ア.国家統治の基本を定めた法としての憲法を「固有の意味の憲法」と呼び,そのうち国家権力を制限して国民の権利を保障するという思想に基づくものを特に「立憲的意味の憲法」と呼んで,その余の「固有の意味の憲法」と区別…

しほうちゃれんじ 533

乙:今日の問題は 犯行時に心神耗弱の状態にあったと認められれば,刑が任意的に減軽される。 甲先生、よろしくお願いします! こ、甲先生!? 甲: 乙:刑法39条2項は 「心神耗弱者の行為は、その刑を減軽する。」 と、規定しています。 したがって、上記記…

しほうちゃれんじ 532

乙:今日の問題は 強制競売の目的物である土地が留置権の目的である場合において,買受人は,そのことを知らず,かつ,そのために買受けをした目的を達することができないときであっても,契約の解除をすることができない。 甲先生、よろしくお願いします! …

しほうちゃれんじ 531

乙:甲先生と、ブリュージュに行きたいです。 今日の問題は、2問あります。 イ. 形式的意味の憲法の効力は他の法規範よりも優越する。今日多くの国では,この優越性を現実に保障するため裁判所による違憲審査制を採用しているが,法令の合憲性について議会が…

しほうちゃれんじ 530

乙:今日の問題は 判例の趣旨によれば,金銭債権の債権者Aが,債務者Bの第三債務者Cに対する甲動産の引渡請求権を代位行使する場合,Aは,Cに対し,Aの債権額にかかわらず,Aに甲動産を引き渡すことを求めることができる。 甲先生、よろしくお願いし…

しほうちゃれんじ 529

乙:エイヴリーちゃんを育てたので、しばらくLGは育てられません。 今日の問題は 「法の支配」の原理にいう「法」の観念が問題となる。それは,議会が一定の手続に従って制定したという形式的要件だけではなく,その内容が「理にかなっている」ものでなけれ…

しほうちゃれんじ 528

乙:今日の問題は 判例の趣旨によれば,Aは,B所有の土地上に権原なく建物を建築して居住しているが,Cと通謀してその建物についてAからCへの所有権移転登記をした。Cが実際にはその建物を所有したことがない場合でも,Cは,Bに対し,建物収去土地明…

しほうちゃれんじ 527

乙:エイヴリーちゃんを育てられるか、ドキドキです。 今日の問題は、予備試験からです。 Aは,A所有の甲土地をBに売却したが,AからBへの所有権移転登記をする前に死亡した。Aの法定相続人は,子C及び子Dの二人であり,その相続分は各2分の1であ…

しほうちゃれんじ 526

乙: 今日の問題は Aの生死が7年間明らかでなかったことから,Aについて失踪宣告がされた場合には,Aは,7年間の期間が満了した時に死亡したものとみなされる。 甲先生、よろしくお願いします! こ、甲先生!? 甲: 乙:民法30条1項は 「不在者の生死…

しほうちゃれんじ 525

乙:今日の問題は 憲法第41条の「唯一の立法機関」の意味の一つは,国会中心立法の原則である。それは,形式的意味の立法が専ら国会で法律という形式で定められなければならないという原則である。 甲先生、よろしくお願いします! こ、甲先生!? 甲: 乙…

しほうちゃれんじ 524

乙:今日の問題は 判例の立場に従って(中略)甲の行為(乙に対する関係に限る。)について(中略)甲は,乙から,乙がAに金員を貸し付けて質物として交付を受けたA所有の高級腕時計の鑑定を頼まれ,乙のためにその時計を保管していたが,Aから返還を求められ…

しほうちゃれんじ 523

乙:今日の問題は 甲が,自己が所有し,登記簿上も自己が所有権者となっている土地を乙に売却し,その売買代金の受領を終え,当該土地の所有権が乙に移転した後,乙がその移転登記を完了する前に,甲が,事情を知った丙に当該土地を売却し,丙がその移転登記…

しほうちゃれんじ 522

乙:今日の問題は 甲は,飲食店で食事をした後,財布がないことに気付いたため,そのまま逃走しようと企て,店員乙のすきを見て店から出たが,店長丙に見付かって飲食代金を請求されるや,同人の首に登山ナイフを突き付けて同人をひるませた上,その場から逃…

しほうちゃれんじ 521

乙:甲先生、ターム・ ファンディング・スキームって何でしょうか。 今日の問題は 甲は,別居している祖父乙から現金を脅し取った。この場合,甲には恐喝罪が成立するが,その刑は免除される。 甲先生、よろしくお願いします! 甲:刑法249条1項は 「人を恐…

しほうちゃれんじ 520

乙:そういえば、カラオケ店がオープンしていました。 今日の問題は 業務妨害罪における業務は,職業その他社会生活上の地位に基づいて継続して行う事務又は事業であり,経済的に収入を得る目的のものであることを要しないから,運転免許を取得した者が娯楽…

しほうちゃれんじ 519

乙:カロリーメイトの広告を見て、甲先生を思い出しました。 今日の問題は 身の代金目的略取誘拐罪の犯人が,被拐取者を安全な場所に解放した場合,その解放の時期が当該犯人に対する公訴の提起前であれば,その刑は減軽される。 甲先生、よろしくお願いしま…

しほうちゃれんじ 518

乙:仲間由紀恵さんのファンなので、嬉しいです 今日の問題は (前略)甲の罪責を検討した場合,危険運転致死罪が成立する(中略)か。(中略) 甲は,自動車を運転中,携帯電話でメールを送信する操作に気をとられ,自車が対向車線に進入しているのに気付か…

しほうちゃれんじ 517

乙: 今日の問題は (前略)甲の罪責を検討した場合,危険運転致死罪が成立する(中略)か。(中略)甲は,交通違反を繰り返して自動車運転免許の取消処分を受けていたものの,自動車の運転経験が長く運転技術に自信があったので,事故を起こすことはないだ…