刑事裁判の歴史と展望あれこれ💖

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しほうちゃれんじ 1128

乙:And angels fall without you there

 

出典:Goo Goo Dolls – Black Balloon Lyrics | Genius Lyrics

 

感想:fallin love you(?)と聞こえていた。

 

 

今日の問題は、予備試験平成23年憲法第9問ウです。

 

 地方議会における自律的な法規範の実現については,内部規律の問題として自治的措置に任せるのが適当であるが,数日間に及ぶ議会への出席停止の懲罰は,議員の重大な権利行使に対する制限であり,単なる内部規律の問題に止まらないから,司法審査の対象となる。

 

甲先生、よろしくお願いします!

 

こ、甲先生!?

 

甲:えんぬえむじー。。

 

乙:最判昭和35年10月19日は

 

「 思うに、司法裁判権が、憲法又は他の法律によつてその権限に属するものとされ
ているものの外、一切の法律上の争訟に及ぶことは、裁判所法三条の明定するとこ
ろであるが、ここに一切の法律上の争訟とはあらゆる法律上の係争といら意味では
ない。一口に法律上の係争といつても、その範囲は広汎であり、その中には事柄の
特質上司法裁判権の対象の外におくを相当とするものがあるのである。けだし、自
律的な法規範をもつ社会ないしは団体に在つては、当該規範の実現を内部規律の問
題として自治的措置に任せ、必ずしも、裁判にまつを適当としないものがあるから
である。本件における出席停止の如き懲罰はまさにそれに該当するものと解するを
相当とする。(尤も昭和三五年三月九日大法廷判決―民集一四巻三号三五五頁以下
―は議員の除名処分を司法裁判の権限内の事項としているが、右は議員の除名処分
の如きは、議員の身分の喪失に関する重大事項で、単なる内部規律の問題に止らな
いからであつて、本件における議員の出席停止の如く議員の権利行使の一時的制限
に過ぎないものとは自ら趣を異にしているのである。従つて、前者を司法裁判権に
服させても、後者については別途に考慮し、これを司法裁判権の対象から除き、当
該自治団体の自治的措置に委ねるを適当とするのである。)」

 

と、判示しています。

 

 

 

したがって、上記記述は、誤りです。