刑事裁判の歴史と展望あれこれ💖

刑事裁判の歴史と展望あれこれを広めます https://mementomo.hatenablog.com/entry/39862573

しほうちゃれんじ 1171

乙:give me a number,

出典:Kenny Loggins - Celebrate Me Home Lyrics | MetroLyrics

感想:おそらくnumberはsongの意味でしょう。

 

 今日の問題は、新司法試験平成19年民事系第45問アとイとオです。

 

ア. 株式会社は,その純資産額が300万円を下回る場合には,株主に対し,剰余金の配当をすることができない。
イ. 株式の無償割当てにより株式が発行された場合には,新たに資本金は計上されない。
オ. 取締役会設置会社にあっては,取締役会の決議により,その他資本剰余金の額を減少して資本準備金の額を増額することができる。

 

甲先生、よろしくお願いします!

 

甲:アについて、会社法458条は

 

「第四百五十三条から前条までの規定は、株式会社の純資産額が三百万円を下回る場合には、適用しない。」

 

 

同法453条は

 

「株式会社は、その株主(当該株式会社を除く。)に対し、剰余金の配当をすることができる。」

 

イについて、会社法445条1項は

 

「株式会社の資本金の額は、この法律に別段の定めがある場合を除き、設立又は株式の発行に際して株主となる者が当該株式会社に対して払込み又は給付をした財産の額とする。」

 

 オについて、会社法451条は

 

「株式会社は、剰余金の額を減少して、準備金の額を増加することができる。この場合においては、次に掲げる事項を定めなければならない。
一 減少する剰余金の額
二 準備金の額の増加がその効力を生ずる日
2 前項各号に掲げる事項の決定は、株主総会の決議によらなければならない。
3 第一項第一号の額は、同項第二号の日における剰余金の額を超えてはならない。」

 

と、規定しています。

 

したがって、上記記述は、アとイが正しく、オが誤りです。