刑事裁判の歴史と展望あれこれ💖

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しほうちゃれんじ 1172

乙:Don't wanna put end to all this cheer

 

出典:Jonas Brothers – Like It's Christmas Lyrics | Genius Lyrics

 

感想:careerとまちがえた。

 

 今日の問題は、司法試験平成24年商法第46問イとオです。

 

イ.資本金の額の減少の無効は,訴えをもってのみ主張することができる。
オ.会社が剰余金の処分として任意積立金の積立てをする場合には,定時株主総会の決議によらなければならない。

 

甲先生、よろしくお願いします!

 

甲:イについて、会社法828条1項5号は

 

「次の各号に掲げる行為の無効は、当該各号に定める期間に、訴えをもってのみ主張することができる。
五 株式会社における資本金の額の減少 資本金の額の減少の効力が生じた日から六箇月以内」

 

と、規定しています。

 

 オについて、会社法459条1項3号は

 

「会計監査人設置会社(取締役(監査等委員会設置会社にあっては、監査等委員である取締役以外の取締役)の任期の末日が選任後一年以内に終了する事業年度のうち最終のものに関する定時株主総会の終結の日後の日であるもの及び監査役設置会社であって監査役会設置会社でないものを除く。)は、次に掲げる事項を取締役会(第二号に掲げる事項については第四百三十六条第三項の取締役会に限る。)が定めることができる旨を定款で定めることができる。
三 第四百五十二条後段の事項」

 

同法452条は

 

「株式会社は、株主総会の決議によって、損失の処理、任意積立金の積立てその他の剰余金の処分(前目に定めるもの及び剰余金の配当その他株式会社の財産を処分するものを除く。)をすることができる。この場合においては、当該剰余金の処分の額その他の法務省令で定める事項を定めなければならない。」

 

と、規定しています。

 

 

したがって、上記記述は、イが正しく、オが誤りです。