刑事裁判の歴史と展望あれこれ💖

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しほうちゃれんじ 1237

乙:It hit me like a hurricane

 

出典:I Prevail – Hurricane Lyrics | Genius Lyrics

 

感想:hitは過去形でしょうか。

 

今日の問題は、予備試験平成28年商法第24問アとイです。

 

ア.業務を執行しない無限責任社員は,業務を執行する社員の全員の承諾があれば,その持分の全部を他人に譲渡することができる。
イ.持分会社の社員が死亡した場合にはその相続人が当該社員の持分を承継する旨の定款の定めがあるときは,当該相続人が持分を承継した時に,当該相続人に係る定款の変更をしたものとみなされる。

 

 

甲先生、よろしくお願いします!

 

 

甲:アについて、会社法585条は

 

「社員は、他の社員の全員の承諾がなければ、その持分の全部又は一部を他人に譲渡することができない。
2 前項の規定にかかわらず、業務を執行しない有限責任社員は、業務を執行する社員の全員の承諾があるときは、その持分の全部又は一部を他人に譲渡することができる。
3 第六百三十七条の規定にかかわらず、業務を執行しない有限責任社員の持分の譲渡に伴い定款の変更を生ずるときは、その持分の譲渡による定款の変更は、業務を執行する社員の全員の同意によってすることができる。
4 前三項の規定は、定款で別段の定めをすることを妨げない。」

 

と、規定しています。

 

イについて、会社法608条1項,3項は

 

「持分会社は、その社員が死亡した場合又は合併により消滅した場合における当該社員の相続人その他の一般承継人が当該社員の持分を承継する旨を定款で定めることができる。

3 第一項の定款の定めがある場合には、持分会社は、同項の一般承継人が持分を承継した時に、当該一般承継人に係る定款の変更をしたものとみなす。」

 

と、規定しています。

 

 

したがって、上記記述は、アが誤りで、イが正しいです。