刑事裁判の歴史と展望あれこれ💖

刑事裁判の歴史と展望あれこれを広めます https://mementomo.hatenablog.com/entry/39862573

しほうちゃれんじ 1241

 The things we discuss are disguised until unveiled

 

出典:Temples – Colours to Life Lyrics | Genius Lyrics

 

感想:✘discuss aboutは誤り。talk aboutは正しい。

 

 

今日の問題は、新司法試験平成21年民事系第46問3と5です。

 

3.合同会社の社員が負う責任は,間接有限責任である。
5.合名会社の社員は,信用又は労務を出資することができる。

 

甲先生、よろしくお願いします!

 

 

甲:3について、会社法576条4項は

 

 「設立しようとする持分会社が合同会社である場合には、第一項第五号に掲げる事項として、その社員の全部を有限責任社員とする旨を記載し、又は記録しなければならない。」

 

同法575条1項は

 

「合名会社、合資会社又は合同会社(以下「持分会社」と総称する。)を設立するには、その社員になろうとする者が定款を作成し、その全員がこれに署名し、又は記名押印しなければならない。」

 

同法578条本文は

 

「設立しようとする持分会社が合同会社である場合には、当該合同会社の社員になろうとする者は、定款の作成後、合同会社の設立の登記をする時までに、その出資に係る金銭の全額を払い込み、又はその出資に係る金銭以外の財産の全部を給付しなければならない。」

 

同法580条2項は

 

「有限責任社員は、その出資の価額(既に持分会社に対し履行した出資の価額を除く。)を限度として、持分会社の債務を弁済する責任を負う。」

 

と、規定しています。

 

5について、会社法576条2項は

 

「設立しようとする持分会社が合名会社である場合には、前項第五号に掲げる事項として、その社員の全部を無限責任社員とする旨を記載し、又は記録しなければならない。」

 

同条1項6号は

 

 「持分会社の定款には、次に掲げる事項を記載し、又は記録しなければならない。六 社員の出資の目的(有限責任社員にあっては、金銭等に限る。)及びその価額又は評価の標準」

 

と、規定しています。

 

 

したがって、上記記述は、3も5も正しいです。