乙:今日の問題は、司法試験平成26年公法系第19問アです。
地方自治に関する次のアからウまでの各記述について,aの見解とbの見解が両立する場合には
1を,両立しない場合には2を選びなさい。
(中略)
ア.a.憲法第29条第2項は,財産権の内容を法律で定める旨規定しているから,法律で個別
的な委任がある場合を除いて,条例で規制することはできない。
b.財産権は全国的な取引の対象となる点で取引の安全を図る必要があるため,その規制は国の事務に属するが,地方的な特殊な事情があれば条例によっても規制できる。
甲先生、よろしくお願いします!
こ、甲先生!?
甲:And I never felt so brave
On that unusually forgiving Sunday
出典:https://genius.com/Black-country-new-road-opus-lyrics
感想:アルクによると、on sundaysは、毎週日曜日に、という意味です。
乙:「aの見解は,財産権の内容を条例で規制するためには,法律による個別的な委任が必要であるとする。他方,bの見解は,地方的な特殊な事情があるときは,条例による財産権の規制ができるとするものであり,法律による個別的な委任なく財産権の規制ができる場合を認めるものである。」
辰巳法律研究所『平成29年版 司法試験&予備試験 短答過去問パーフェクト1 公法系憲法』712頁
したがって、上記記述は、両立しません。