乙:今日の問題は、令和3年予備試験民事訴訟法第42問イです。
裁判によらない訴訟の完結に関する(中略)
イ.請求の放棄は,被告が本案について口頭弁論をした後にあっても,その同意を得ることなくすることができる。
甲先生、よろしくお願いします!
こ、甲先生!?
甲:You haven’t even gotten out of bed
出典:https://genius.com/Newdad-in-my-head-lyrics
感想:アルクによると、get out of bedは、ベッドから出る、という意味です。
乙:民事訴訟法266条は
「請求の放棄又は認諾は、口頭弁論等の期日においてする。
2 請求の放棄又は認諾をする旨の書面を提出した当事者が口頭弁論等の期日に出頭しないときは、裁判所又は受命裁判官若しくは受託裁判官は、その旨の陳述をしたものとみなすことができる。」
同法267条は
「和解又は請求の放棄若しくは認諾を調書に記載したときは、その記載は、確定判決と同一の効力を有する。」
同法262条1項は
「訴訟は、訴えの取下げがあった部分については、初めから係属していなかったものとみなす。」
同法261条2項本文は
「訴えの取下げは、相手方が本案について準備書面を提出し、弁論準備手続において申述をし、又は口頭弁論をした後にあっては、相手方の同意を得なければ、その効力を生じない。」
と、規定しています。
したがって、上記記述は、正しいです。