刑事裁判の歴史と展望あれこれ💖

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しほうちゃれんじ 1045

乙:Well, something on the surface it stings
I said, something on the surface, well, it kind of makes me nervous who say that you deserve this

出典:https://genius.com/Jason-mraz-the-remedy-i-wont-worry-lyrics

感想:歌詞が多い。

今日の問題は、司法試験平成21年民事系第66問3.です。

賃貸借契約の期間満了に基づく自動車返還請求訴訟において,民法上の黙示の更新の有無が争点とされた場合には,賃貸人が賃借人による使用継続の事実を知りながら異議を述べないと賃貸借契約を更新したものと推定されるから,原告は,自ら異議を述べたことにつき立証責任を負う。

甲先生、よろしくお願いします!

こ、甲先生!?

甲:ちむたく。。

乙:民法619条1項前段は

「賃貸借の期間が満了した後賃借人が賃借物の使用又は収益を継続する場合において、賃貸人がこれを知りながら異議を述べないときは、従前の賃貸借と同一の条件で更に賃貸借をしたものと推定する。」

と、規定しています。


大判大正6年10月22日は

「民法第六百十九条ニ賃借人カ賃借物ノ使用又ハ収益ヲ継続スル場合トアルハ賃借人カ賃貸借ヲ更新スル意思ヲ以テ引続キ使用又ハ収益ヲ為ス場合ヲ指称スルモノナレハ賃貸借ヲ更新スル意思ナク単ニ使用又ハ収益ヲ為スニ過キサル場合ハ仮令賃貸人カ其使用又ハ収益ニ付異議ヲ述ヘサリシニセヨ同条ノ適用アルヘキニ非ス(明治四十一年(オ)第二六八号同四十二年二月十五日言渡判例参照)故ニ原審カ民法第六百十九条ニ依リ賃貸借期間ノ経過後再賃貸借ヲ為シタルモノト推定セラルルニハ賃借人ニ於テ期限後引続キ賃借物ノ使用ヲ為ス事実アルノ外反対ノ意思ヲ有セサルコト換言スレハ引続キ賃貸借ヲ為ス意思ヲ有スルコトヲ必要トスル旨判示シ前示法条ヲ適用セサリシハ正当ニシテ論旨ニ謂フ如キ不法アルモノニ非ス」

大判明治42年2月15日は

「原判決ハ本訴当事者カ鮭漁ノ季節ヲ斟酌シテ賃借期限ヲ定メ期限以後ハ同趣旨ノ契約ヲ更定スル意思ナキコトヲ判示シ契約当時ノミナラス其期限終了ノ際ニ於テ当事者ニ契約更新ノ意思ナキモノナレハ被上告人カ賃借期限後船舶ノ使用ニ付キ異議ヲ述ヘサリシトテ民法第六百十九条ヲ適用スヘキモノニ非サルコト勿論ナリ随テ上告人ニ於テ約定期限ニ至リ船舶ヲ返還セス義務不履行ノ責ニ任スヘキモノト為シタル原判決ハ相当ナリ」

と、判示しています。

「民法619条1項は,賃貸借契約の更新の推定(黙示の更新)を規定する。この推定の性質については,これを解釈規定とみる見解もあるが,法律上の事実推定と解すべきである(広瀬「賃貸借の黙示の更新について」借地借家法の諸問題220参照)。
この見解によれば,同項の規定は,期間満了後における賃借人の賃借物の使用収益の継続と賃貸人がその事実を知って異議を述べなかったことという前提事実によって,賃貸借契約の更新の合意を推定するものであると解される(大判明42.2.15民録15.102,大判大6.10.22民録23.1674)。
したがって,請求原因において賃貸借契約の終了原因として賃貸借契約の存続期間の満了が主張された場合には,Yは,黙示の更新の抗弁として,
① Yが期間満了以後土地の使用を継続したこと
② Xが①の事実を知ったこと
③ ②から起算して相当期間が経過したこと
④ Xが③の期間内に異議を述べなかったこと
を主張立証することができる。」

司法研修所編『改訂 紛争類型別の要件事実』98頁


したがって、上記記述は、誤りです。