刑事裁判の歴史と展望あれこれ💖

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しほうちゃれんじ 1795

乙:今日の問題は、新司法試験平成18年公法系第15問イです。

地方公共団体において,日本国民である職員に限って管理職に昇任することができる措置を執る
ことは,憲法第14条第1項に違反しないとした最高裁判所の判決(最高裁判所平成17年1月26日大法廷判決,民集59巻1号128頁)に関する(中略)
イ. この判決は,日本国との平和条約に基づき日本の国籍を離脱した者等の出入国管理に関する特例法に定める「特別永住者」の公務就任権を制限する場合について,一般の在留外国人とは異なる取扱いが求められると解する余地を否定した。

甲先生、よろしくお願いします!
こ、甲先生!?


甲:Every time we say goodbye

出典:https://www.azlyrics.com/lyrics/laurel/letgo.html

感想:every timeは毎回(~するたびに)という意味のようです。


乙:最大判平成17年1月26日は

「普通地方公共団体が上記のような管理職の任用制度を構築した上で,日本国民である職員に限って管理職に昇任することができることとする措置を執ることは,合理的な理由に基づいて日本国民である職員と在留外国人である職員とを区別するものであり,上記の措置は,労働基準法3条にも,憲法14条1項にも違反するものではないと解するのが相当である。そして,この理は,前記の特別永住者についても異なるものではない。」

と、判示しています。


したがって、上記記述は、正しいです。