乙:今日の問題は、伊藤塾2024年予備試験全国公開短答模試民法第15問イです。
遺留分に関する次のアからオまでの各記述のうち、判例の趣旨に照らし(中略)
イ.相続が開始する3年前に、被相続人Aが相続人Bに対し、生計の資本として甲不動産を贈与していた場合、当該贈与が遺留分権利者に損害を加えるものであることをA及びBが知っていたときでない限り、当該贈与の価額は、遺留分算定の基礎となる財産の価額に算入されない。
甲先生、よろしくお願いします!
こ、甲先生!?
甲:Playing with my head, I think I am going insane
Keep it on the low
出典:https://youtu.be/mlvaklyQcps?feature=shared
感想:アルクによると、play with someone's headは、(人)の心をもてあそぶ、などの意味です。
乙:民法1044条1項前段、3項は
「贈与は、相続開始前の一年間にしたものに限り、前条の規定によりその価額を算入する。
3 相続人に対する贈与についての第一項の規定の適用については、同項中「一年」とあるのは「十年」と、「価額」とあるのは「価額(婚姻若しくは養子縁組のため又は生計の資本として受けた贈与の価額に限る。)」とする。」
と、規定しています。
したがって、上記記述は、誤りです。