乙:今日の問題は、令和4年予備試験刑事訴訟法第15問オです。
勾留に関する次のアからオまでの各記述のうち、正しいものの組合せは、後記1から5までのうちどれか。ただし、判例がある場合には、それに照らして考えるものとする。(中略)
オ.裁判所は、勾留期間の更新の裁判をするに当たり、被告人が逃亡した場合を除き、被告人に対し被告事件を告げこれに関する陳述を聴く手続を行わなければならない。
甲先生、よろしくお願いします!
こ、甲先生!?
甲:Didn't figure I stood chances
出典:https://genius.com/Nilufer-yanya-h34t-rises-lyrics
感想:アルクによると、stand a chanceは、チャンスがある、などの意味です。
乙:刑事訴訟法60条2項は
「勾留の期間は、公訴の提起があつた日から二箇月とする。特に継続の必要がある場合においては、具体的にその理由を附した決定で、一箇月ごとにこれを更新することができる。但し、第八十九条第一号、第三号、第四号又は第六号にあたる場合を除いては、更新は、一回に限るものとする。」
と、規定しています。
したがって、上記記述は、誤りです。