刑事裁判の歴史と展望あれこれ💖

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しほうちゃれんじ 2049

乙:Feel emotion get triggered and figure there's something blocking the road

出典:https://genius.com/Kate-boy-higher-lyrics

感想:アルクによると、block a roadは、道を塞ぐ、道路を封鎖する、などの意味です。


今日の問題は、新司法試験平成23年民事系第53問エです。

交互計算に組み入れた債権を譲渡することができないことは,第三者が交互計算契約の成立を知っていたかどうかにかかわらず,第三者に対抗することができるとの見解がある。次のアからオまでの各記述のうち,この見解の論拠又はそれと親和性を有するものを組み合わせたもの(中略)
エ.交互計算に組み入れた債権については,当事者間に譲渡禁止の特約があると考えられる。

甲先生、よろしくお願いします!


甲:民法466条3項は

「前項に規定する場合には、譲渡制限の意思表示がされたことを知り、又は重大な過失によって知らなかった譲受人その他の第三者に対しては、債務者は、その債務の履行を拒むことができ、かつ、譲渡人に対する弁済その他の債務を消滅させる事由をもってその第三者に対抗することができる。」

と、規定しています。

「本記述のように考えた場合,民法466条2項の適用を受け,善意の第三者に対抗できなくなる(民法466条2項ただし書)と考えることになる。とすれば,本記述は,交互計算に組み入れた債権を譲渡することができないことは,第三者が交互計算契約の成立を知っていたかどうかにかかわらず,第三者に対抗することができるとの見解の論拠又はそれと親和性を有するものとはいえない。」

辰巳法律研究所「平成28年版 肢別本5 民事系商法」509頁


したがって、上記記述は、親和性を有しません。