乙：Don't be afraid to see It through
But I'm not scared to take the blame
出典：https://genius.com/Sunflower-bean-easier-said-lyrics
感想：アルクによると、take the blameは、罪を着る［かぶる］、などの意味です。
今日の問題は、新司法試験平成18年民事系第51問２です。
会社でない者の行為に関する（中略）
２. 旅館業を営む者が無償で客を送迎することを引き受ける行為は，商行為である。
甲先生、よろしくお願いします！
甲：商法502条７号は
「次に掲げる行為は、営業としてするときは、商行為とする。ただし、専ら賃金を得る目的で物を製造し、又は労務に従事する者の行為は、この限りでない。
七 客の来集を目的とする場屋における取引」
と、規定しています。
大判昭和12年11月26日は
「原審ニ於テ上告人ハ理髪業ハ商法第二十二条第二十三条ニ所謂営業ヲ以テ目スヘキニ非サルカ故ニ本件理髪営業ノ譲渡ニ付テハ右法条ノ適用ナキ旨ノ抗弁シタルトコロ原審ハ理髪営業者ノ為ス理髪行為ヲ以テ商法第二百六十四条第七号ニ該当スルモノナリト断シ之ヲ前提トシテ右ノ抗弁ヲ排斥シタルコト原判文上明ナリトス然レトモ商法第二十二条第二十三条ヲ適用スヘキ営業タルニハ商行為カ業トシテ為サルルコトヲ要シ否ラサル営業ニ在リテハ右法条ノ適用ヲ為スヘキ限ニアラサルカ故ニ斯ル営業ヲ譲渡シタル場合ニ在リテハ当事者間ニ競業避止ニ関スル特約（素ヨリ暗黙ニ為サルルヲ以テ足レリトス）アルニ非サレハ譲渡人ニ競業避止ノ義務ヲ生セサルモノト解スヘキモノトス爾リ而シテ商法第二百六十四条ハ営業的商行為ニ付列挙主義ヲ採レルヲ以テ同条列記ノ各号ニ該当セサル行為ハ縦令業トシテ為サルルモ敢テ商行為ヲ業トスルモノト為ルコトナキハ言ヲ俟タス然ルニ商法第二百六十四条第七号ニ所謂場屋ノ取引トハ客ヲシテ一定ノ設備ヲ利用セシムルコトヲ目的トスル取引ヲ指称スルモノナルトコロ理髪業者ト客トノ間ニ唯理髪ナル請負若クハ労務ニ関スル契約存スルニ止リ所謂設備ノ利用ヲ目的トスル契約存スルコトナキニ因リ之ヲ目シテ右場屋ノ取引ト做スハ当ラス尤モ原審ハ理髪業ニハ営業的設備アルカ為ニ其ノ取引ヲ以テ場屋ノ取引ト做サントスルモノノ如キモ理髪業者ノ為ス営業的設備ハ理髪ノ為ノ設備タルニ止リ客ヲシテ之ヲ利用セシムル為ノ設備ニ非サルニ因リ其ノ営業的設備アルノ故ヲ以テ理髪業カ場屋ノ取引ヲ業トスルモノト為ルコトナシ従テ理髪業ヲ譲渡シタル場合ニ於テハ当事者間ニ競業避止ノ特約アル場合ハ格別然ラサル限リ商法第二十二条第二十三条ニ依リ譲渡人ニ競業避止ノ義務アリト為スコト能ハサルモノト断スヘク従テ原審カ右特約ノ存在ヲ確定スルコトナクシテ前掲判示ニ基キ本件理髪営業ノ譲渡ニ対シ右法条ヲ適用シ譲渡人タル上告人ニ競業避止ノ義務アリト判示シ以テ上告人ノ抗弁ヲ排斥シ去リタルハ法律ノ解釈ヲ誤リタルノミナラス尚審理不尽ノ違法アルヲ免レサルモノニシテ論旨ハ其ノ理由アルモノトス仍テ原判決ハ之ヲ破毀スヘキモノトス」
と、判示しています。
商法503条１項は
「商人がその営業のためにする行為は、商行為とする。」
と、規定しています。
したがって、上記記述は、正しいです。
