乙:今日の問題は、令和3年司法試験民法第7問エです。
物権変動に関する(中略)
エ.Aがその所有する甲土地をBに売却した後,Bが甲土地をCに転売し,それぞれその旨の登記がされた。その後,AとBとの間の売買契約は,Aが成年被後見人であることを理由として取り消された。Cが,Aが成年被後見人であったことを過失なく知らなかった場合,Aは,Cに対し,甲土地の所有権が自己にあることを主張することができない。
甲先生、よろしくお願いします!
こ、甲先生!?
甲:What if we died tomorrow?
出典:https://genius.com/Black-honey-ok-lyrics
感想:アルクによると、what ifは、もし~だったらどうなるか、などの意味です。
乙:民法121条は
「取り消された行為は、初めから無効であったものとみなす。」
同法177条は
「不動産に関する物権の得喪及び変更は、不動産登記法(平成十六年法律第百二十三号)その他の登記に関する法律の定めるところに従いその登記をしなければ、第三者に対抗することができない。」
と、規定しています。
したがって、上記記述は、誤りです。