刑事裁判の歴史と展望あれこれ💖

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しほうちゃれんじ 2579

乙:It’s strange and new
and I’m swept up in a crowded room
where no one gets me like you do

 

出典:https://youtu.be/meyd4xT-09Y?feature=shared

 

感想:アルクによると、sweep upは、
~を抱き上げる、などの意味です。

 

今日の問題は、令和3年司法試験刑法第7問オです。

 

次のアからオまでの各記述を判例の立場に従って検討した場合(中略)
オ.甲は,身の代金を得る目的でAを拐取した後,甲の自宅に監禁し,その間にAの実父Bに対し,電話で身の代金を要求した。この場合,甲には,身の代金目的拐取罪,監禁罪及び拐取者身の代金要求罪が成立し,身の代金目的拐取罪と拐取者身の代金要求罪が牽連犯となり,これらの各罪と監禁罪は併合罪となる。


甲先生、よろしくお願いします!

 

甲:最決昭和58年9月27日は

 

「 なお、みのしろ金取得の目的で人を拐取した者が、更に被拐取者を監禁し、その
間にみのしろ金を要求した場合には、みのしろ金目的拐取罪とみのしろ金要求罪と
は牽連犯の関係に、以上の各罪と監禁罪とは併合罪の関係にあると解するのが相当
であり、これと同旨の原判断は、正当である。」

 

と、判示しています。

 

 

したがって、上記記述は、正しいです。