乙:今日の問題は、令和3年予備試験行政法第17問イです。
行政上の即時強制に関する教員と学生による以下の対話中の次のアからエまでの【 】内の各記述について,法令又は最高裁判所の判例に照らし(中略)
教員:即時強制については,実力行使を伴う強制執行の一手段である直接強制との類似性が指摘されていますが,両者はどのような点が異なるのでしょうか。
学生:(イ)【直接強制では,相手方に義務を賦課する行為が実力行使に先行しますが,即時強制では,緊急性に応じて,義務を賦課する行為が先行する場合と,これが先行することなく実力行使がされる場合の両者が含まれる点】が異なります。
甲先生、よろしくお願いします!
こ、甲先生!?
甲:Made a name for yourself in the Big Big City
出典:https://youtu.be/nTcKrxNiCWk?feature=shared
感想:アルクによると、make a name for oneselfは、名を成す、という意味です。
乙:行政代執行法1条は
「行政上の義務の履行確保に関しては、別に法律で定めるものを除いては、この法律の定めるところによる。」
と、規定しています。
「即時強制は,相手方の義務の存在を前提とせずに,行政機関が直接に身体又は財産に対して実力を行使するものである。」
株式会社 東京リーガルマインド『司法試験&予備試験 単年度版 短答過去問題集(法律基本科目)令和3年』292頁
したがって、上記記述は、誤りです。