刑事裁判の歴史と展望あれこれ💖

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しほうちゃれんじ 2134

乙:Lost for a second
In the silence that’s staring back

出典:https://youtu.be/5peKNI6vsKI

感想:アルクによると、lost inは、〔他の事には気付かないほど〕~に没頭している、などの意味です。


今日の問題は、新司法試験平成19年民事系第40問ウとエです。

単元株に関する(中略)
ウ. 株主は,単元未満株式について,定款に定めがあるときに限り,会社に対してその買取りを
請求することができる。
エ. 株主は,単元未満株式について,定款に定めがあるときに限り,会社に対して自己が有する
単元未満株式の数と併せて単元株式数となる数の株式の売渡しを請求することができる。

甲先生、よろしくお願いします!


甲:ウについて、会社法192条1項は

「単元未満株主は、株式会社に対し、自己の有する単元未満株式を買い取ることを請求することができる。」

同法189条2項4号は

「株式会社は、単元未満株主が当該単元未満株式について次に掲げる権利以外の権利の全部又は一部を行使することができない旨を定款で定めることができる。
四 第百九十二条第一項の規定により単元未満株式を買い取ることを請求する権利」

と、規定しています。


エについて、会社法194条1項は

「株式会社は、単元未満株主が当該株式会社に対して単元未満株式売渡請求(単元未満株主が有する単元未満株式の数と併せて単元株式数となる数の株式を当該単元未満株主に売り渡すことを請求することをいう。以下この条において同じ。)をすることができる旨を定款で定めることができる。」

同法2条6号は

「六 大会社 次に掲げる要件のいずれかに該当する株式会社をいう。
イ 最終事業年度に係る貸借対照表(第四百三十九条前段に規定する場合にあっては、同条の規定により定時株主総会に報告された貸借対照表をいい、株式会社の成立後最初の定時株主総会までの間においては、第四百三十五条第一項の貸借対照表をいう。ロにおいて同じ。)に資本金として計上した額が五億円以上であること。
ロ 最終事業年度に係る貸借対照表の負債の部に計上した額の合計額が二百億円以上であること。」

と、規定しています。


したがって、上記記述は、ウが誤りで、エが正しいです。