乙:If your mother knew, she'd keep me so far from you
出典:Charlie Puth – Mother Lyrics | Genius Lyrics
感想:仮定法過去であることが分かりやすい。
今日の問題は、新司法試験平成20年民事系第48問イ,ウ,エ,オです。
イ. 社債管理者は,社債権者のために,公平かつ誠実に社債の管理を行わなければならない。
ウ. 社債権者集会の決議は,裁判所の認可を受けなければ,その効力を生じない。
エ. 社債管理者は,社債に係る債権の実現を保全するために必要があるときは,裁判所の許可を得て,裁判上の行為をすることができる。
オ. 募集社債の総額が最終事業年度の末日における貸借対照表上の純資産額を超える社債の発行をするためには,株主総会の決議によらなければならない。
甲先生、よろしくお願いします!
甲:イについて、会社法704条1項は
「社債管理者は、社債権者のために、公平かつ誠実に社債の管理を行わなければならない。」
と、規定しています。
ウについて、会社法734条1項は
「社債権者集会の決議は、裁判所の認可を受けなければ、その効力を生じない。」
と、規定しています。
エについて、会社法705条1項は
「社債管理者は、社債権者のために社債に係る債権の弁済を受け、又は社債に係る債権の実現を保全するために必要な一切の裁判上又は裁判外の行為をする権限を有する。」
と、規定しています。
オについて、改正前商法297条は
「社債ヲ募集スルニハ会社ハ社債管理会社ヲ定メ社債権者ノ為ニ弁済ノ受領、債権ノ保全其ノ他ノ社債ノ管埋ヲ為スベキコトヲ委託スルコトヲ要ス但シ各社債ノ金額ガ一億円ヲ下ラザル場合又ハ社債ノ総額ヲ社債ノ最低額ヲ以テ除シタル数ガ五十ヲ下ル場合ハ此ノ限ニ在ラズ」
出典:https://www.ron.gr.jp/law/law/syouho24.htm
と、規定しています。
したがって、上記記述は、イとウが正しく、エとオが誤りです。