乙:今日の問題は
公務員の労働基本権の制限に関し,全農林警職法事件判決(最高裁判所昭和48年4月25日大法廷判決,刑集27巻4号547頁)以降の最高裁判所の判例は,職務の内容にかかわらず公務員の争議行為を一律に禁止することについて,合憲とする判断を維持している。
甲先生、よろしくお願いします!
甲:「判例の流れは、公務員の労働基本権を尊重する判決から、現行法の厳しい全面的な制限を積極的に合憲とする判決へと推移して、現在に至っている。」
芦部信喜『憲法』第四版、岩波書店、263-264頁
乙:したがって、上記記述は、正しいです。