刑事裁判の歴史と展望あれこれ💖

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しほうちゃれんじ 1990

乙:It’s a re-run repeat

出典:https://genius.com/Stealing-sheep-jokin-me-lyrics

感想:アルクによると、re-runはrerunと同じ意味で、再放送などの意味です。


今日の問題は、新司法試験平成23年民事系第53問アとエです。

交互計算に組み入れた債権を譲渡することができないことは,第三者が交互計算契約の成立を知っていたかどうかにかかわらず,第三者に対抗することができるとの見解がある。次のアからオまでの各記述のうち,この見解の論拠又はそれと親和性を有するもの(中略)
ア.交互計算は,第三者に対する公示手段を有しない。
エ.交互計算に組み入れた債権については,当事者間に譲渡禁止の特約があると考えられる。

甲先生、よろしくお願いします!


甲:アについて

「第三者に対する公示手段を有しないことを強調した場合,交互計算は当事者の契約により生じる一方,第三者は交互計算に組み入れた債権を容易に知ることができないことから,それと知らずに交互計算に組み入れた債権を譲り受けた第三者の保護の必要を重視する考えが導かれる。」

辰巳法律研究所『平成28年版 肢別本5 民事系商法』507頁


エについて

「本記述のように考えた場合,民法466条2項の適用を受け,善意の第三者に対抗できなくなる(民法466条2項ただし書)と考えることになる。」

同509頁


したがって、上記記述は、アもエも親和性を有しないです。