乙：今日の問題は、令和４年司法試験憲法第７問イです。
憲法第２２条と海外旅行の自由に関する（中略）
イ．ａ．海外旅行の自由は、移転の自由に含まれる。
ｂ．日本国の主権から離脱する自由として海外に移住し国籍を離脱する自由と、日本国の主権の保護を受けながら一時的に日本国外に渡航する自由とは異なる。
甲先生、よろしくお願いします！
こ、甲先生！？
甲：we're turning on 8th
and the map of Manhattan
is wrapped 'round the gate
出典：https://youtu.be/NwVXrPG4TIk?feature=shared
感想：アルクによると、wrap aroundは、巻き付く、などの意味です。
乙：憲法22条は
「何人も、公共の福祉に反しない限り、居住、移転及び職業選択の自由を有する。
② 何人も、外国に移住し、又は国籍を離脱する自由を侵されない。」
と、規定しています。
「居住・移転の自由に関連して、海外渡航の自由（外国旅行の自由）の保障が問題となる。その根拠については、種々考え方はあるが、外国への移住に類似するものとして、二二条二項によって保障されていると解するのが、多数説・判例の立場である。一項の居住・移転の自由に含まれるとする説も有力であり、また、一三条の幸福追求権の一つと解する説もある。」
芦部信喜『憲法 第四版』217頁
したがって、上記記述は、批判となっていません。
