刑事裁判の歴史と展望あれこれ💖

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しほうちゃれんじ 1206

乙:I know a place where we all can meet

 

出典:Electric Light Orchestra – All Over the World Lyrics | Genius Lyrics

 

感想:placeは可算名詞。

 

 

今日の問題は、新司法試験平成20年民事系第65問3と4です。

 

Xは,甲土地上に設置されているブロック塀の一部が突然倒壊して頭部に当たり負傷したことから,甲土地を占有するY又は甲土地を所有するZのいずれかが,Xに生じた損害を賠償すべきであるとして,Y及びZを共同被告として訴えを提起し,同時審判の申出をした。この訴訟に関する次の1から5までの各記述のうち,誤っているものはどれか。 (中略)
3. Xは,Yに対する訴えのみを取り下げることができない。
4. 裁判所が,Yに対する請求を棄却し,Zに対する請求を認容する1個の判決をした場合において,Zのみが控訴したときは,この判決中,XのYに対する請求を棄却した部分は確定する 。

 

 

甲先生、よろしくお願いします!

 

こ、甲先生!?

 

甲:またどがす。。

 

乙:3と4について、民事訴訟法39条は

 

「共同訴訟人の一人の訴訟行為、共同訴訟人の一人に対する相手方の訴訟行為及び共同訴訟人の一人について生じた事項は、他の共同訴訟人に影響を及ぼさない。」

 

と、規定しています。

 

 

したがって、上記記述は、3が誤りで、4が正しいです。